STOコンサルティングとは

ICOに代わる資金調達手段として、各国の有価証券関連の法規制に遵守する形で資金調達を行う手法をSTO(Security Token Offering)といいます。STOでは、株式、債券、ファンド持分など、既存の有価証券としてトークンを発行できるため、より柔軟な資金調達が可能になります。STOを実施することで、以下のようなメリットがあります。
  • 配当の分配、議決権の行使などをブロックチェーン上のスマートコントラクトで自動処理できる
  • 不動産や金融資産などの分割所有(所有権の小口化)
  • 証券取引における約定時間の大幅な短縮(最短で数分で約定・受け渡しができる)
  • その他、さまざまな処理をスマートコントラクトで記述することができる
Security Token(セキュリティトークン)で出来ることをより知りたい方は以下のページを御覧ください。
セキュリティトークンで何が可能となるか

弊社のSTOコンサルティングの特徴

STO consulting flow

(A) ビジネスコンサルティング

1.対象とする市場調査、競合調査、技術調査
潜在顧客へのヒアリングによる課題の特定、最新技術動向の調査、競合企業の分析を通じて、ターゲット市場の現状と、将来成長の見通しを把握 2.ビジネスモデルの設計
顧客に対して、どのようなサービス・価値を提供し、どのように収益を上げていくかを設計 3.資金調達スキームの設計
株式、債券、ファンド設立など、調達資金のスキームと法的な建付けを設計 4.収益モデル作成による将来キャッシュフローのシミュレーションと、事業リスクの特定
市場の成長や、市場シェアの拡大により、将来的な売上と利益、及びキャッシュフローの見通しを、投資家向けに作成。事業リスクを踏まえて、複数パターンのシナリオ分析を実施。

(B) STO企画コンサルティング

1.STOの基本要件の検討
各国の法規制を把握し、事業内容と調達金額に応じた対象国と対象投資家の決定。 2.法務アドバイザー、発行プラットフォームとの交渉
資金調達を行う国の法務事務所、発行プラットフォームの料金体系やサービス内容を踏まえて、適切なパートナーを選定 3.法務アドバイザーと連携して証券登録の免除申請書類の作成、その他当局対応など
法務事務所と連携し、証券登録の免除申請(米国ではReg D, Reg A+など)書類を提出、その他国によって、発行審査のための書類準備 4.投資家向けマーケティング資料の作成
ビジネスモデルや、将来キャッシュフローの見通しを踏まえて、投資家向けのマーケティング資料を作成

(C)STO実行支援コンサルティング

1.プロジェクト全体管理
プロジェクトの全体マネジメント、法律事務所、発行プラットフォームなど各パートナーとの連携 2.ビデオ会議による個別投資家向けの案件説明
個別の大口投資家向けに、ビデオ会議にて案件説明のミーティングを実施 3.案件クロージングに向けた調整、事務手続きの支援
案件のクロージングに向けた各パートナーとの調整や、事務手続きの支援 上記のA, B, Cのコンサルティングでは、その一部分のみを切り出して担当させていただくことも可能です。まずはお気軽にご相談ください。 例:「ビジネスモデルは既に決定しているので、STO企画コンサルティングのみお願いしたい」など

弊社のコンサルティングの強み:お客様に合った高品質のソリューションをご提案

弊社コンサルティングチームは「ブロックチェーン技術への深い理解と洞察」「豊富な企業経営の経験」「戦略コンサルティングのトップファームの経験」に基づく、質の高いコンサルティングサービスを提供しています。 consulting の強み Technology Expertise:ブロックチェーン技術への深い理解と洞察
ブロックチェーンの黎明期から実証実験・技術コンサルティングを行っている弊社では、ブロックチェーン技術に関するノウハウが蓄積されています。また、過去のプロジェクト経験から、ブロックチェーンをビジネスに活用する際の課題点なども熟知しており、技術面からも実現可能なご提案をいたします。 Management Experience:豊富な企業経営の経験に基づく実践的なアドバイス
STOは通常、資金調達という位置づけを超えて、会社全体の将来の命運をかけるビジネス上の大きな決断となります。弊社では企業経営の経験が豊富なベテランコンサルタントを擁し、クライアントの経営陣の立場に立った実践的なアドバイスを提供しております。 High-quality Solutions:戦略コンサルトップファームと同等のクオリティ
弊社では、 戦略コンサルティングのトップファーム出身者が中心となって、カスタムメイドのソリューションをご提案いたします。そのプロセスでは、クライアント企業様の経営幹部のご意向を十分にヒアリングしたうえで、クライアント企業内のプロジェクト担当者様のみならず、社内関係部署の方々とゼロベースで議論を重ね、納得のいくソリューションまで落とし込みます。

弊社のSTOコンサルティングの実績

2019年8月~現在:再生可能エネルギー事業のスタートアップ企業のSTO支援

日本の再生可能エネルギー分野において事業の立ち上げを目指すスタートアップ企業の、欧州と米国におけるSTO実施の支援

コンサルティングチーム紹介

志茂 博 / 代表取締役
黎明期よりブロックチェーンに関わり、ソフトバンク、大和証券グループ、日本証券取引所など業界大手のブロックチェーン実証実験など数十以上の案件の経験とノウハウを持つ。NECとの共著のビットコイン、イーサリアム本の出版など数多くのブロックチェーン技術の本、雑誌、記事を執筆。多くの企業でブロックチェーンのアドバイザーを務める。米国の大学にてコンピュータサイエンスを専攻。 白石義彦 / エグゼクティブ・ビジネスコンサルタント
ICO、STOコンサルティングの全体統括、及びクライアントマネジメント責任者。経営アドバイザー。
当社入社以前は、VODベンチャー企業にて、CFO及びCEOを約7年経験。それ以前は、 NTTおよびNTTコミュニケーションズにて、国際事業、経営企画、および新規事業立上げなどB2C事業企画に従事。米国MBA取得、工学修士。 半田昌史 / コンサルティング部長
コンサルティング部長として、ICOコンサルティング、STOコンサルティングの全案件を主導。当社入社以前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて、金融機関のクライアントを中心に経営戦略策定、組織再編、オペレーションコスト削減、人材育成、企業買収のDD等、各種コンサルティングプロジェクトに従事。マッキンゼー入社以前は、シティグループにて信用格付、流動性管理、市場リスク管理、資本構成に関する財務アドバイザリー業務に従事。科学修士。 STOに関してより深く学びたい方は、以下もご覧ください!
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