「あたらしい経済」新春企画「有識者の方々の今年の業界展望」に寄稿
「あたらしい経済」による新春恒例企画
「有識者の方々の今年の業界展望」 に、弊社代表の志茂が寄稿いたしました。
本寄稿では、日本企業、とりわけ大企業におけるWeb3・ブロックチェーンのビジネス活用に焦点を当て、現場視点での状況整理と今後の展望を述べています。
以下、寄稿内容の要点を抜粋・要約します。
2025年の現場認識
国内のブロックチェーン・Web3業界は、調整局面が続いています。
- 市場全体で開発案件は減少し、人材はやや余剰傾向
- 市況悪化の影響を受け、苦境に立たされる業界企業が増加
- 主な相談領域は以下に集中
- ステーブルコイン
- トークン運用(DAT等)
- DeFi
- ウォレット
- DID / VC
PoCから実運用へ進む案件は増えているものの、
ユーザー獲得や収益化の難易度は依然として高く、長期継続に至る事例は限定的です。
2026年に向けた全体展望
2026年は、短期的な利益を狙うフェーズではありません。
数年後の本格展開を見据えた「地固め」が進む年になると見ています。
- 日本におけるビジネス進展は、トークンの発行ではなく「利用・運用」が中心
- UXや業務プロセス上の課題から、一般利用の本格拡大はまだ数年先
- ステーブルコインは規制整備が進み、
- 会計上の扱いやすさが向上
- 発行・取引事業者が増加
し、企業導入は初期フェーズへ
- 今後の重要キーワードは
財務・経理・IT統制
技術単体ではなく、企業の管理・統制プロセスに組み込めるかが成否を左右します。
分野別の展望
- ステーブルコイン
- 既存の決済・精算業務と接続できる点が強み。
- 大企業を中心に、着実な進展が見込まれる領域。
- DeFi / RWA / ST
- 金融規制の枠組みの中で、一部企業に限定されつつも金融部門主導で進展。
- DAO / NFT / DePIN
- 事業KPIとの接続が弱く、当面は停滞が続く見込み。
記事のご紹介
本企画では、他の有識者の方々による展望も多数掲載されており、
業界全体の現在地を把握するうえで非常に示唆に富んだ内容となっています。
